第二回「めねっと版 当事者講師養成 及び スキルアップ講座」開催

6月27日 二回目の当事者講師養成講座が終わりました。今回は事務局長のつよしくんによる、伝えるポイントを教えていただく講話でした。
講座の様子は、初回から要約してYouTubeにアップ予定です。お楽しみに。
以下、参加者の感想文です。
ーーー
「講師を目指す方へ」北海道情報大学教授 向原強先生の講話を拝聴して
         大場日出男
本日の講話を受けての感想です。パワーポイントを使いわかりやすくお話しいただきました。
まず、誤解について上手に話す人が必ずしも良い講師ではない、話す事が仕事である教員でも上手な人もいれば下手な人もいる。 
この事はこれから講師を目指す人にとって決して講師は敷居の高いものではないと言うメッセージだと感じました。 
言い訳がましく、だから自分も話しが上手い方ではないと謙遜していましたがそんなことはなく、優しい語り口調でとても聞きやすいと思いました。
情報とデータのちがい。 
データは、数値等の羅列だったりするが、情報は話し手がいて聞き手が理解しなければ成立しないものである。
私も思いますが、仕事上でよく喋る話し上手な営業マンが良いセールスマンと思われがちですが、大切なのはお客様にこちらが意図している事を伝えることが、大切であると思います。
次に伝えるコツを色々教えていただきましたが、1番感心したのは話しがつまった時に主催者側に話しを振って話しを続けるというテクニックです。 自分自身、このような発想は全くなかったので勉強になりました。  
あと、パワーポイントをカンペ代わりに使う。パワーポイントのキイワードを読む事により話しの流れを掴む事ができる。視覚障害者にとってはそれ自体を見る事が出来ないので、ワンセンテンスを順序よく頭に叩きこみ、記憶するしかないかもしれません。
講話をする対象者、企業、一般市民、学生それぞれに伝える内容が同じでも、たとえ話等を変えていかなければ伝わらない。だから事前にそのような事を想定し、シナリオ作りも重要である。
斉藤和義のライブ鑑賞で演者と聴衆が一体となり大きな感動を呼ぶ。 
講習会も講師と聞き手が一体とならなければ良い講演会は成立しない。
なので必ずしも講演会が上手くいかないのは講師だけの責任ではなく、聞き手に問題がある場合もあるので万が一失敗しても落ち込まないで下さい。
情報を受け取る唯一の正解はないと言うことで、これから講師を目指す方へ、勇気のでるエールを送っていただきました。あらためて自分自身も講師をする上で、上手く話す事やテクニックよりも伝えたいという想いと熱量が大切だと言う事を再認識させていただきました。
貴重な講話、ありがとう御座いました。     
以上
***
☆参加者2チコちゃん 電話にて
「情報の話は難しかったよ。聞き手も聞き上手になってもらえたら安心だなぁと思った。自分には引き出しはあまりないし、辛い話ばかりは私だって聞きたくないわ。自分のどんなことを話したらいいか、先輩講師の話を聞いて考えてみる。いいきっかけをもらったと思います」
☆参加者3サワッチ    きらりん組長の二回目講座終了のfb記事へのコメントをコピペ
「何も視覚障がい者について知らない人に“情報”として「わけわかんね~動きしてるのは、こういうことだったのか」と気づかせるのも大事なことです。
見えないから点字ブロックだけが頼りじゃない。壁も音もみんなそれぞれ工夫してわかるものを探しているんだということ。人それぞれ違うけれども気づく視点は十人十色だということは大事なポイントです。」
以上です。
次回は7月第二週日曜
いよいよ当事者講師の講話が始まります。