おばんです!めねっとの植田です。
水曜日の午前中に、めねっと有志で、北広島市役所主催の公聴会に参加しました!テーマは「ボールパーク周辺道路に設置予定の点字ブロックについて」です。
めねっとからはブラインド6名とアシスト4名で参加し、みんながより良く利用できるような環境づくりを目標として、ブラインドとアシストの双方の視点から改善点や課題を出し合いました!
今回、一緒に参加した「よっちゃん」こと成田芳光さんから感想文をお寄せいただきましたので、ご紹介いたします!
よっちゃんこと、成田です。
無事、市役所での意見交換会が終了しました。
少し遅れて会場に就いたため、会議の内容に追いついて内容を把握するのにちょっと時間がかかったのですが、最初、マンホールの上またはマンホールをよける様に点字ブロックを引くかひかないかを話し合っていたと思います。
結果、私たち当事者の意見から、マンホールの上を通過するように点字ブロックを敷くことで意見がまとまったと思います。
僕も、その方が向かってた方向を見失わず歩けると思いました。点字ブロックを頼りに歩くことに慣れている視覚障碍者なら、マンホールをよけて向いていた方向に向き治す事が出来るかと思いますが、難しい人もいると思うからです。
それに、マンホールはだいたい鉄なので、通過する際に路面との区別がつきます。杖でマンホールをたたくと鉄の音がするからです。
また、使用される点字ブロックの色について、黄色になるのかそれとも景観を重視して茶色ないし道路と同色になるのかの議論もありました。参加者の皆さんは黄色が良いという意見が多数でした。僕は、点字ブロックはそもそも「黄色」であるという認識でしたので、黄色の点字ブロックで有ってほしいと思いました。見て理解できる人にとってはその方が見やすいと思うからです。また、横断歩道にも点字ブロックないしそれと同等の印をつけたらいいんじゃないか、という議論もありました。僕は、逆にそうすると違和感がありますし、邪魔くさいんじゃないか?それは歩道で充分ではないか?と思いました。
点字ブロックをはじめとして、ボールパーク周辺でも私たち障碍者にとっての「便利さ」の確保に力を入れてくれている事は分かりました。とはいえ、今回に限らず、こういう意見交換会など当事者の声を聴き続けてほしいと思います。ボールパーク関係者の発想は確かに面白いですが、当事者は自分たちの生活に正直ですよ?これからも、当事者の声を元に、少しずつでも改善してほしいなあと思いました。
成田芳光
写真は,北広島市役所の会議室でお話を聞くめねっと北広島の面々