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11月3日(月曜・祝日)、北広島市役所の多目的活動室で学修会を開催しました。
久しぶりの「ゆるい学習会」です。「視覚障害者の生活便利グッズに触れてみよう」のテーマに、31名の参加がありました。そのうち視覚障害者は3分の1で、多くは見える方たちです。地元の北広島市だけではなく、札幌市、恵庭市、遠く美唄市からも集まりました。また、仕事にも役立てたいと、北広島市障がい者生活支援センター「みらい」のお二人の職員も参加してくださいました。
生活便利グッズなどは、北海道盲導犬協会さんのご協力で、30点近くをお借りすることができました。自由に触れてもらっていたので、音声血圧計を試したり、「市販のものよりずっと使いやすい爪ヤスリだ」「ワンタッチ糸通しは高齢者にも良いね」などの感想が交わされ、会場は常時賑わっていました。
さらに、今回の学習会では、視覚障害者が日常、どんなものを便利に使っているかを3人の方にプレゼンテーション、をお願いしていました。
点字楽譜という珍しいものを手に入れたピンクちゃんは「これから勉強するので、展示のわかる人は触ってみてください」と伝えて終わり、次回に期待を持たしたようでした。
音声体重計のひろさんは女性です。「やっぱり体重計に乗らなきゃだめですよね」と言いながら乗ったのですが、体重の読み上げの音声の時に、大きな声を出してみんなに聞こえないようにしたので、会場も笑いに包まれて何も聞こえませんでした。それでも一生懸命な様子に、会場の拍手は暖かく聞こえました。
SATORU さんは多くの視覚障害者が使っているBe My Eyesと言うアプリをプレゼンしました。生成AIを利用したアプリで、スマホカメラをかざしたものや、写真などの説明をするのです。このようなアプリはたくさんあるのですが、Be My Eyesには特別な機能がありました。SATORUさんは「皆さん、静かにしてくださいね」と前置きし、このアプリのボランティアと通話するボタンを押したのです。すると、ボランティアに登録しているだけの見ず知らずの男性が出ました。そして「このバックはどんなバックですか？」とテーブルの上に置いたバックにスマホのカメラを向けながら尋ねると丁寧に教えてくれたのです。
シーンと静まり返った会場は、プレゼンの終了と同時に、大きな拍手が湧き起こりました。
こんな形で、ボランティアができるんだと、事務局長は早速、アプリのURLをめねっとLINEグループにアップしていました。
ランチタイムは、北広島市内の「NOMUキッチン」さんです。ご配慮いただきながら、ここでも大いに盛り上がりました。
翌日は、お借りしたグッズの返却と募金、そして洗濯済みのタオルをお届けするために盲導犬協会さんへ行きました。
参加された皆様のお気持ちを届けてきましたよ。
以上、会長と言うより組長と呼ばれているきらりん山口がお伝えいたしました。
山口久美子
会長挨拶からスタートしました。思わぬ誤算で３１人集まり，一つの部屋だけで収まらず，２つの部屋をつなげて利用しました。
さとるさんのBe My Eyesの説明です。とても便利なアプリで皆さんびっくりしていました。自然と拍手が起きました。
音の出る体重計のデモです。体重を音声で知らせてくれるの便利です。でも，恥ずかしい思いをさせてごめんなさい💦
中林さんが，わかりやすく説明してくれました。体重計は，当事者の方は，市に依頼すると，補助が出るそうです。
音の出る体温計の説明をうける木村さんです。
プチプチ（名前を忘れました）は，しょうゆとソースとか，間違いやすいものの区別をするのに便利です。みんなでさわりながら勉強しました。
音の出る血圧計も試してみました。これ，札幌市では補助が出るけれど，北広島では補助対象じゃないそうです。便利そうなので，北広島市に要望しよう！とみんなでお話しました。
コインパース（財布）をためす江部さんと成田君。
ひでりんも，靴下をバインドする洗濯グッズをもってお勉強しています。
北広島野村園 NOMUキッチンでお食事です。男性３人に囲まれる紅一点のゆうこさん。
こちらは女性ばかりのテーブルです。男性一人は，ばんりさん！
２２人で食事です。お店の方，忙しかったと思います。ありがとうございます。
植田先生のディッシュです。ワンプレートに，ごはんに野菜のフライやスープなどが入っています。とても美味しそう！
学習会で集まったタオルをもって北海道盲導犬協会を訪れた舟根さん。タオルの寄付ありがとうございます。
中林さん，きらりん会長，チコちゃんが，ミーナの募金箱と一緒に記念写真です。学習会で，集めた募金箱を持って行ってくれました。募金してくれた皆様ありがとうございます。